SBTIは頭からつま先までギャグテストだが、次元モデルの設計は意外としっかりしている。5切面、15サブ次元、各3段階評価。各次元が何を測っているのか分解してみよう。
前提として:次元の名前や説明はすべてSBTIらしい皮肉が入っている。心理学の教科書として読まないでほしい。ただ、思ったより当たる記述があるかもしれない。
5つの切面を俯瞰
SBTIは人間の行動を5つの切面に分ける:自己モデル(S)、感情モデル(E)、態度モデル(A)、行動駆動モデル(Ac)、社交モデル(So)。各切面に3つのサブ次元、計15次元。各次元はL(低)、M(中)、H(高)の3段階で評価される。
S自己モデル
自分をどう見ているか?自信はどれくらい?何が欲しいか分かっている?この3つのサブ次元は、あなたと自分自身の関係に関するものだ。
- 自尊心と自信:低い人は誰より自分に厳しい。褒められたらまず真偽を確認したくなる。高い人は自分のことをだいたい把握していて、他人の一言でぐらつかない。
- 自己明確度:低いと「自分は誰だ」という問いでよくバッファリングする。高いと自分の性格、欲望、ボトムラインをだいたい把握している。
- コアバリュー:低い人は快適さと安全を優先する。人生を常にスプリントモードで走る必要はない。高い人は目標や信念に突き動かされやすい。
E感情モデル
恋愛や人間関係でどんな状態?安心感は足りてる?どれくらい投入する?境界線はどこ?
- 愛着安心感:低い人はアラームが敏感で、既読無視だけで最悪のシナリオを脳内上映できる。高い人は関係そのものを信頼し、ちょっとした変化でパニックにならない。
- 感情投入:低い人は心の入口が厳重で、投入を控えめにする。高い人は一度決めたら本気になりやすく、エネルギーも感情もたっぷり注ぐ。
- 境界と依存:低い人はくっつきやすいし、くっつかれやすい。高い人はスペースが必要で、どんなに親しくても自分だけの場所を確保する。
A態度モデル
世界をどう見ている?まず疑うタイプ?それとも善意を信じるタイプ?ルールはガードレール、それとも障害物?
- 世界観:低い人は防御フィルター越しに世界を見る。まず疑って、それから近づく。高い人は善意をデフォルトで信じ、急いで世界を断罪しない。
- ルールと柔軟性:低い人はルールを曲げられるなら曲げる。快適さと自由が優先。高い人は秩序感が強く、プロセスに従えるならアドリブは好まない。
- 人生の意味感:低い人は多くのことが惰性に感じやすい。高い人はもっと方向性があり、大体どこに向かっているか分かっている。
Ac行動駆動モデル
行動の燃料は何?勝ちたい?それとも失敗したくない?決断は速い?実行力は?
- 動機:低い人はまず失敗しないことを考える。リスク回避システムが野心より先に起動する。高い人は成長や進歩の予感で火がつく。
- 決断スタイル:低い人は決める前に何周かする。脳内会議がよく延長する。高い人は即断して、振り返りを好まない。
- 実行モード:低い人は締め切りと深い絆がある。ギリギリになるほど覚醒に近づく。高い人は推進欲が強く、未完了のタスクはトゲが刺さったように気になる。
So社交モデル
集団での役割は?自分から動く?待つ?境界線はっきり?ストレートに話す?
- 社交主動性:低い人は社交のスタートが遅い。自分から動くには半日かけて気合を入れる必要がある。高い人は場を開くのに抵抗がなく、目立つことを恐れない。
- 対人境界:低い人は親密さと一体感を求める。仲良くなると内側に引き込みやすい。高い人は境界線が強く、近づきすぎると本能的に一歩引く。
- 表現と真実性:低い人は表現がストレート。心の中にあるものがそのまま出る。高い人は場面に応じたモード切替が上手く、本音を段階的に出す。
結果の計算方法
31問それぞれが1つ以上の次元に対応している。各選択肢は1〜3のスコア(L/M/Hに対応)を付与する。回答後、システムが15次元のスコアをパターン文字列に集約し、27タイプの中で最も近いものにマッチングする。
マッチングアルゴリズムは完全一致を求めない。パターンとの距離が最短のタイプを選ぶので、同じタイプでも特性プロファイルは異なる場合がある。結果ページにはタイプとのマッチ率が表示される。
真に受けないで
SBTIの科学的妥当性はゼロ。同じ人が同じ日に3回やって、3回とも違う結果が出ることもある。バグじゃない、仕様だ。結果を投稿するためのもので、キャリアプランニングツールではない。楽しければOK。