本号特集 · THE ANALYSIS
SCP財団緊急報告:プロジェクト番号 SCP-JP-████「擬態人間」。社交の場において、擬態人間は八方美人的な存在です。人格マスクの切り替えがスマホの入力切替より速いから。さっきまで心を開いた親友モード、次の瞬間上司が来たら即座に堅実で頼れる部下モードに切り替わり、顔のツヤとカール具合まで微調整される。本当に自分を理解してくれる友達に出会えたと思った?目を覚ませ。あなたはただ運良く、擬態が上手い高性能アンドロイドに出会っただけ。深夜、擬態人間がマスクを一枚一枚外していくと、最後に気づく。マスクの下は空っぽで、まさにこれらのマスクこそが自分自身だったということに。
